
北海道の山々や高原では今、あちらこちらで夏の花の見ごろを迎えている。そんな中、雨竜沼湿原の花たちを見ておきたいという衝動に駆られ、Chocoを連れて一泊の旅に出た。北海道には梅雨はない、というのが一般的に言われているが、やはりこの時期はすっきりしない天気が多い。折りしも台風崩れの低気圧が近くにあって生暖かい湿った空気が漂っている。晴れ間の合間を見はからってやってきたつもりだったが、暑寒別山系にある標高850メートルの雨竜沼湿原はあいにくの霧だった。今回もまた、前日からYと合流して行動を共にする。前夜のビールやら焼酎やら何やらの深酒の影響をやや引きずりながら山道を歩く。登山口から湿原地帯までのアプローチは片道一時間半で、当日の登山道は泥でぬかるみコンディションは良くなかった。それでもいくつかの団体さんともすれ違ったり追い越したり、シーズンだけあってハイカーはそこそこ訪れている。
ようやく湿原にたどり着くと、霧雨のため視界がきかず、この雄大な湿原のスケールの大きさや距離感を実感する術がなかったが、エゾカンゾウ、ミズバショウ、ワタスゲ、ハクサンチドリ、チングルマ、シナノキンバイソウなどの花たちがほころんでいるのが確認できた。今年はどこも開花が少し遅めなのかもしれない。肌寒さを感じながら長い木道をひたすらもくもくと歩いているうちに、このだだっぴろい湿原の中で僕らのほかに人はだれもいなくなっていることに気づいた。大自然の中のこういう孤立感、浮遊感みたいな感覚って個人的にはたまらなくイイ!!

近いうちにまたコンディションのよい時期に必ず再挑戦する。フォトコンテストもやってるみたいなので、賞金5万円狙いで(笑)。
その他、この時期におさえておきたいポイントは礼文、旭岳。